途方も無く遅くなりましたがキャンプ日記です。
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(23日)
朝5時起床。
風呂入って荷物の準備して6時半に車で家を出る。
台風が近づいているらしいが、とりあえずこの日は快晴。
まずはHさんを拾い、それからSさんちへ移動。
が、Sさんちにチャリで来るはずのYがまだ来ていない。
オマケに、Yの携帯が
料金不払いで止められているらしく、全く連絡がつかない。
なんで毎月毎月律儀に携帯止められてんだアイツは。
おそらくはまだ家で死んだように眠っていることだろう。
車でYの自宅まで行ってみると、案の定爆睡中。
Hさんの蹴りで目を覚まし、完全に目が死んだ状態のYを車に乗せる。
Y「なんでお前らこんな朝早くから起きてんだよ。
こんな世界もう全部燃えちゃえばいいのに」
お前が燃えろ。
で、Sさんを拾い直し、最後にAちゃんを拾い、人間5人と膨大な荷物を載せて、車は一路関越自動車道を東へ。
BGMはYの持ち込んだアニメタル。
今までなんとなく敬遠してたけど、アニメタル面白いなー。戦隊メドレーとかテンション上がるわー。
テンション上がりすぎて「トンネルだー!
突入ーーー!!」「橋だー!
ブリィーッジ!」とか
レッド吉田みたいになっちゃってる奴はいるし、あまりの好天に「
俺たちのために夏が帰ってきたんだよ・・・!」なんてポエマー化してる奴はいるしでもう大騒ぎ。
まあなあ。秋晴れ通り越して夏みたいな青空の下、気の合う仲間達とキャンプですよ。
ポエムの一つも出てこようってもんですよ。
道中の適当なスーパーで食材購入。
なんか安いんだよなー。肉も酒も。サーロインとかガンガン買い込む。
で、山道をウネウネ走って、昔の戦隊ものとかでありそうな採石場とか見て興奮して、13時ごろに目的のキャンプ場に到着。
ちなみに今回お世話になったのは『
おくちちぶ両神キャンプ場』。
・・・人の気配、ゼロ。
まあ完全にシーズン終わってるんだろうけど・・・ちゃんと営業してんのか?
とりあえず受付して(やってました)、キャンプ場へ。
ここのキャンプ場、川を挟んでテントサイトとバンガローサイトに分かれてるんだけど、テントサイトには家族連れが一組、バンガローサイトはうちらだけという
完全貸切状態。
気兼ねしなくていいのは結構なんだが・・・なんとなくうら寂しいものがあるね?
で、早速カレーを作る。
サーロイン肉を惜しげもなく投入した肉カレーと、Hさんが田舎の岩手から持ち帰ってきた南部の米。しかもちゃんと飯盒で炊いたやつ。
・・・うぅんめぇぇ!!カレー美味ぇー!!
生きてる感じが盛り上がってきたぁー!!
カレー食った後は今回の目玉、スモーカーを使っての燻製作り。
(基本的に食べることにしか興味がありません)
アルミ製のゴッツイスモーカーにベーコンとかチーズとかサーモンとかサーロイン肉とかを
下ごしらえ一切無しでブチ込み、スモーキングチップに直接着火しようとして「あるぇー?火がつかないよぉー?」「焼けた炭とか一緒に入れたらいんじゃね?」というお約束のドタバタの末、ようやくスモーキング開始。
(スモーキングチップを使用する場合、コンロなどの熱源が別に必要になるそうです。そんなの知らねえよ)
しばらくして、炭火の上に置いたスモーカーから、非常に食欲をそそる香ばしい匂いが立ち上ってきた。
「つーかこれ、
スモークの臭いじゃなくねえ・・・?もっとなんか直接的な・・・」
猜疑に耐え切れずスモーカーを開けてみると、網の上に置いてあった高級チーズ2個が
丸ごと溶けて無くなっていた。
そうだよね・・・チェダーチーズとかめっさ溶けるよね・・・
しかもそれが下に敷き詰められたチップの上に満遍なく広がって、炭火の熱で焦げ目まで綺麗について
見た目完璧にドリア。超美味そう。
泣く泣くチップごと生ゴミ袋にブチ込んで、新しいチップで再度スモーク開始。
今度は上手くいきました。
スモークベーコンは絶品。スモークサーモンは微妙。
スモークサーロインは・・・あー、
干し肉ってきっとこんな感じだよね・・・旅人気分だぜ・・・?
ああ、スモークチーズ食べたかったなあ・・・やっぱり雪印のプロセスチーズを買ってくるんだった・・・にょろーん(´・ω・`)
その後は滝見風呂(お風呂場の窓を開けると外が滝、という仕様)で汗を流して今度はバーベキュー。
ヒャッハー!!俺ら大自然に包まれて
食うことしかしてねぇぇぇぇぇ!!
だがそれがいい。
バーベキューはひたすら肉肉肉でした。あとビール。最高過ぎる。
気づけばとっぷりと日も暮れて、街灯などという
夢見るアリスちゃん向けなものは一切存在しないガチ山奥なので、あたり一面真っ暗闇。
川向こうの家族連れのとこにはしっかりしたランタンがある様子だったが、こちらにはショボイ電池式のライトが2個っきりでテラ心細ス。
マグライトを使って山中探検(暗くて怖いだけ)したり、焚き火を囲んで怪談やったりして、23時頃には全員の体力が尽きたのでバンガローに入って就寝。
深夜3時半くらいに目が覚める。
・・・トイレ行きてえ。
安バンガローにそんなもん付いてるはずもなく、あるのは200mほど離れた公衆トイレのみ。
道中に
一切の光源無し。
行けるかそんなもの!!
全員で連れ立って行ってもまだ怖いってのに!!
その場で膀胱炎を発症しそうな尿意を堪えつつ、夜明けを待つ。
チクショウ・・・人の気も知らんでガーガー寝やがって・・・
全員踏んで回りてえ・・・
5時頃になって空が微かに白んできたのと、
これ以上我慢を続けるとちょっと出るという判断により、外へ。
夜の明けきらぬ山の風景は大層幻想的でございました。
まあ木立の中に人影とか見ちゃったら
その場で全部出たと思うけど。
用を足している時間が非常に長く感じられました。5分ぐらいかかった気がする。
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(24日)
翌朝は手早く荷物を片付けて、秩父駅の蕎麦屋でカツ丼とそばを食べ、そのまま東京へ。
14時くらいには全員を家に送り届け終わり、家でノンビリとPSUをやりました。
夕方から秋葉原でカレー食おうぜ!って話もあったんだけど・・・さすがにそんな体力は残ってねえや・・・
というわけで、非常にグダグダとした楽しいキャンプでした。
来年もやれるといいねえ。
その前に温泉とスキーだ!
−−−
後日談というか、その日の話なんだけど。
夕方にはゲームをやる気力も尽きたので、ベッドで惰眠を貪っていたのですが。
人生で間違いなくベストワンの
ガッツリした金縛りにあいました。
なんかね・・・寝てたらお腹を「ポンポン」って叩かれた気がして、うおなんだ!?って思って目を覚ましたら体が全く動かないのね。
で、
何かがお腹の上に乗ってるんですわ。
うおヤッベー、これヤッベーと思い、経験的にこういう時は
ハートで負けなければなんとかなるというのが僕の中の方法論としてあったので「うおおおお!チクショウ!このバカヤロウ!」と小学生のケンカみたいな罵詈雑言を心の中で叫んでいたのですが、今回は全く体が動くようにならず。
というかこういう場合は心の中で念仏でも唱えればいい、と冷静な時には思うんですけどね。
テンパってると「バカヤロウ」くらいしか出てこないんだよね。
そうこうしてる間に、お腹の上にあった重みが、
ズリズリと胸の方に移動してくるのを感じてしまった日にはもう
ほっ、ほーっ!!ホアアーッ!!ホアーッ!!ってなりますわ。
その時不意に体が動くようになったので、もう何にも見ないように堅く目を閉じたまま表まで走って逃げました。
怖かった。マジで怖かった。
体が疲れ切って変な夢見ただけだと信じたい。
山でなんか拾ってきちゃったとか超ありえない。
オマケにその後、寝ると必ず悪夢にうなされるようになって「寝るのが、怖い・・・!!」という状態が二日ほど続きましたが、フと思いついて玄関に飾ってある某厄除大師の「角大師のお札」にお祈りしてみたところ、そういったことがピタリと無くなったので結構霊験あらたかなのかしらんと思ったり。
あーやだやだ。自分で言っててアレなんだが心霊現象とかマジありえない。
そんなの全然信じてませーん!全部プラズマで説明できまーす!できるもーん!!ううう・・・(´;ω;`)